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2006年6月11日 (日)

【都市伝説】 杉沢村事件

昭和の初期に、青森県の山間の村で、悲惨な事件が起こった。突然、気が狂ってしまった若者が、村人を全員、惨殺し自らも命を絶ったというのだ。村人がいなくなり、この地域は隣村に編入されて、村は消滅、地図からも村の名は消えた。
が、亡くなった人たちの怨念は、今も村に留まり続け、そこを訪れた者を取り込んでしまう。なので、誰かが、村の入口の朽ちた鳥居の傍に「ここから先、立ち入るべからず。入りたる者に命の保証なし」と書かれた看板を立てたという。

この村、伝説では『杉沢村』ということになっているが、青森県内に実際に存在した村としては、小畑沢地区に通称「杉沢村」と言われていた小杉村というのがあるらしい。地元の人たちが「小杉へ行く」と言う時に「杉さ行く」と言っていたのが変形して「杉沢」になったとか、杉林の中に沢が流れていたから「杉沢」になったとか、説は色々あるが、実際に小杉村が「杉沢村」と言われていたことは確からしい。 けれど、もちろん、この小杉村で皆殺し事件などは起こっていない。廃村にはなったが、それは過疎によるものらしい。
また、青森市内にも「杉沢」という地名の場所があるらしいが、都市伝説の「杉沢村」とは条件が合致しないらしいし、とにかく、青森県内全域を見ても、明治以降に大量殺人事件は起こっていないそうだ。
なので、場所だけを青森の山村に借りて、内容は、横溝正史さんの『八つ墓村』のモデルになったと言われる、昭和13年に岡山県で発生した『津山事件』を参考にして作りあげられた伝説ではないかと思われる。

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